当院は内科・内視鏡クリニックなので、内視鏡検査を行うことが多いです。何のために検査をするのか・・・これはいつも心に留めておく問題です。

・がん検診として検査をする

これは比較的単純な命題です。ドックや健診クリニックと同じです。内視鏡検査をして、がんが有るか無いかを見極める。もちろん進行がんではなく、早期がんの発見が必要なのでかなり緊張感をもって検査をします。万に一つも見逃しはしたくないので、入念な観察が必要です。それでも見逃しは起こりうることだと考えて、自分の検査結果を過信しすぎることもいけないことです。胃がんの早期がんは多種多様な形をしているので、観察難易度は高いです。大腸検査では1㎝大のポリープも容易に見逃しうる(前処置不良や襞のかげ)ので、行ったり来たりの観察も要します。検診の要精査の時は身が引き締まります。

 

・症状に対する検査(胃痛・吐き気・腹痛など)

こちらは検査でその症状に合う所見があるかどうかを見ます。わずかな炎症所見がその症状の原因の事もあります。が、ほとんどの検査では「特に異常を認めない。その症状に相当する所見はない」ことが多いです。その時は・・・

「検査結果は異常ありません」の説明だけではなく、それでは何が原因として考えられるのか、どうしたらその症状が軽くなる、または治るのか、これを患者さんと一緒に考えていくことが必要です。検査後も問題解決に時間がかかることが多いです。

検査をするということは、検査結果だけではなく、その後の事にもきちんと責任をもって対応することが必要なのです。これを肝に銘じて検査をすすめ、それを行い、その後のフォローアップをしていくように心掛けています。

TM 内科・内視鏡クリニック