公費助成が横浜市でも7月1日から始まります。帯状疱疹のワクチンが格安で受けられます。通常価格では22000~25000円ほどのワクチンがなんと10000円で受けられるのです。新型コロナが流行してから、なにかとワクチンが話題に上がりますが、今回の帯状疱疹のワクチンは皆が受けられるとよいと思います。公費対象は65歳の方で、生涯に1度きりです。肺炎球菌ワクチンと同様5歳刻みで接種可能ですが、65歳の方は今回を逃すと次回5年後は接種対象にならないので注意してください。

さて、2種類のワクチンが公費の対象です。生ワクチンとシングリックス(組み換えワクチン)です。生ワクチンは1回きりで4000円の負担、シングリックスは2か月後に2回目の接種があって、1回10000円の負担です(2回セットなので20000円)。それでも通常の価格よりは半額以下です。副反応はシングリックスの方が、局所の痛みや発熱などがでやすいです。それではどちらを打つべきか・・・。私は絶対にシングリックスだと思います。価格や副反応を差し置いても、その効果が圧倒的に異なります。生ワクチンの効果は接種後1年で6割以上、5年たつと4割以上のワクチン効果ですが、シングリックスは各々9割以上で10年たっても7割以上の予防効果があります。生涯で1度の公費助成なので、是非対象の方はシングリックスを受けてください。

接種案内が来ましたら、予約の電話をしてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
ワクチンの事ばかりお話ししましたが、帯状疱疹については皆さんご存じですよね・・・。

TM 内科・内視鏡クリニック