大人のワクチン接種時代
11月になり、本格的にインフルエンザの季節になりました。例年通りインフルエンザワクチンの接種は進んでいます。インフルエンザは高熱も出るし、かかると結構つらいです。ワクチンは必要ですね。でも、ワクチンを打っても結構インフルエンザにはかかるようです。接種したからかからない!ではなくて、接種したから軽くすんだ!ということのようです。したがって、ワクチン接種後も手洗いうがいは続けましょう。
新型コロナワクチンの接種はすすんでいません・・・。昨年と同様に・・・。新聞でもあまり騒がれないし、もう新型コロナの時代は終わったみたいに感じますよね。でも、実は新型コロナによる死亡者数は年間3万5千人もいるのです。これは結構な数で、しかもそのうちの9割以上が65歳以上の高齢者なのです。当院に来られる新型コロナの患者さんもほとんどが軽症で、若い方は普通の風邪のような症状です。が、高齢者の方は入院が必要になる方もいらっしゃいます。エビデンスのある防御策はワクチンが第一です。新型コロナワクチンには拒否反応を示す方もいますが、防御のためのワクチン接種、65歳以上の方は特にお勧めします。横浜市では7000円です。当院ではファイザー社を採用しています。
他にも帯状疱疹や肺炎球菌のワクチン接種もあります。公費助成の機会を逃さず、ワクチン接種を行ってください。RSウイルスによる肺炎も高齢者では問題になっているようです。RSウイルスはかかっても治療法がないので呼吸器疾患を基礎疾患にもつ特に高齢者の方は防御のためのワクチン接種が推奨されています。高額ですが、該当する方はご検討ください。
子供だけでなく、今は大人も多くのワクチンを接種する時代になっているのです。